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ジョセフソンコンピュータ他(月刊ASCII 1984年1月号4)ASCII EXPRESS [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

月刊ASCII 1984年1月号のASCII EXPRESSから今回はコンピュータ関連記事をスクラップする。
まずは、ジョセフソンコンピュータ
ASCII1984(01)b02ジョセフソンw520.png
IBMがジョセフソンコンピュータの研究を断念したという記事。良かったね。妥当な判断とは36年後の後出しジャンケン。しつこいけど、液体ヘリウムで冷却して動作させるなんて無理筋なんだ。IBMは1967年から年間2,000万ドル(約47億円当時のレート)かけて研究してきたが、断念するという英断をした。
それに対し日本の通産省主導プロジェクトは研究継続するという。なんとバカなんだろう。36年前からバカさ加減は強く受け継がれている。既得権益を離さないという集団が国民の税金を無駄遣いしている。この既得権益維持の税金の無駄遣いは36年経っても続いている。本当日本の役所はロクでない。

ASCII1984(01)b03マイクロフロッピーw520.png
マイクロフロッピーは3.5インチが勝ったのだが、この頃やっと趨勢が決まったようだ。この当時のSONYは規格制定でも強かった。勝者であった。

ASCII1984(01)b04重力波高速増殖炉新幹線w520.png
?付きだけど「重力波の存在を実証?」の記事。違ったのだけどもね。で注意しなくてはいけない点は重力波とした論理が「偶然の一致とは考えられずゲミンガの重力波で太陽が振動しているとしか説明できない」であること(ゲミンガというのは重力波を放射しているとして推定される天体)。「…としか考えられない」という論理による発見は大抵外れている。つまり、他に説明できなから…としか考えられないと言っているが、それはあんたの頭が悪いからなんだ。あんたは神様じゃないからすべてのことを知ってはいない。大体すべての可能性を検討済みであるというのが傲慢。ソクラテスの「無知の知」を心すべき。ソクラテスは神から「お前は自分が知らないということを知っている。だから、全部知っているというバカな奴より優れている」(大意)と言われたという。それならば、無知を自覚している私たちは、こんな発表をする科学者よりバカではないということになる。

続いて高速増殖炉アメリカは中止した。しかし、日本は「もんじゅ」の開発をした。繰り返しになるが既得権益の悪事。どれだけ税金を使ったのか。人の金だと思いやがって。納税者は怒るべきだ。こうして税金を使って自分の研究を続ける悪質な研究者が日本には蔓延っている。

アメリカには新幹線がない。あれだけ広いと飛行機なんだろう。土地は余っているし、 成田空港のような反対運動はないだろうから。空港から都市までは当然ハイウェイ。当然だと思う(36年後の後出しジャンケン)。

ASCII1984(01)b05仮想記憶w520.png
マイクロプロセッサの68000とNS32032の記事。32032は格好いいなあという感想だった。結局パソコンでは日の目を見なかったけど。68000はLisa,MacのApple社のパソコン、シャープのX68000に使われた。私は、残念ながら経済的にこれらのパソコンと買うことはできなかった。貧乏だから何台もパソコンを持てなかった。
さて写真とか図を鑑賞する。
ASCII1984(01)b05仮想記憶NS62032チップ写真w520.png
なんだか分からないけれどNS32032は格好いいのだ。

ASCII1984(01)b05仮想記憶図1w520.png
今となっては普通だが、当時はワクワクしたものだ。これは16032だけど。

ASCII1984(01)b05仮想記憶性能比較w520.png
お約束のベンチマークのようなもの。16032と68000を比較している。アッカーマン関数が出ているが知らなかったのでググってみた。巨大数:アッカーマン関数とは | 高校数学の美しい物語なるほど巨大な数ね。ベンチマークにも使ったんだ。
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