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富士通OASYS 100R(月刊ASCII 1986年6月号13) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

TEST ROOM の記事をスクラップする。

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ワープロのOASYSをパソコンにした製品。こう書いてみたがパソコンとワープロ専用機にどう違いがあるのか35年後では意味不明だろう。

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売りはOASYSの親指シフトだった。親指シフトは当時熱烈なファンがいたようだが、私の知人にはいなかった。文章作成で飯を食っている人たちがファンとなっていたのかもしれない。
ただ、肝心のキーボードが酷評されていた。「タッチが非常に軽く、ストロークの全域に渡ってまるで抵抗がない。せめてスイッチの入る部分にクリックがあればぐっと使いやすくなると思われる。現状では触れただけでも反応してしまうので、思わぬ反応にびっくりすることになる。」これじゃダメでしょう。

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ハードウェアスペックは平凡だった。CPU 8086, RAM 512KB, 640×400ドット。

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35年前のパソコンの表示画面はこんなものだった。

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どうして35年前はこうしてBASICを日本語化したかったのだろうか。変数名とかサブルーチン名とかは日本語化するのはありだろうけど命令文まではどうしたもんだか。Excel マクロのVBAみたいな感じにしなかったのはなぜだろうか。簡単な英単語なのに35年前のユーザはどれだけ英語に拒否感があったというのだろうか。
 要するに,現段階ではOASYS100Rは1台の機械で2種類の動作環境を使えるただそれだけのマシンにしかすぎない.今後はこの2つの環境をいかに有機的に結合させるかが目指すべき方向だろう.あるいはより高パフォーマンスのCPUを採用して,OASYSとMS-DOSをコンカレントに実行するといったアプローチも考えられないことはない.それだけの魅力を秘めたマシンだと思う.
 しかし,価格的に考えれば現時点でも,2台分の能力を持ち,コストパフォーマンスは相当に高いレベルにある.使いやすいワ-プロも欲しいがMS-DOSを搭載した16ビットパーソナルコンピュータも欲しいという欲張りなユーザーにはうってつけの1台だろう.というより,MS-DOSを搭載した専用ワープロはこの1台しかない

専用ワープロでなくてもパソコンのワープロソフトではダメだったのだろうか。ダメだという理由が分からない。一体何台売れたのだろうか。


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