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RF信号 特集CD-ROM(2)(月刊ASCII 1986年6月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集記事「CD-ROM 徹底研究 CD-ROMのすべて 第3回 デジタル信号処理」をスクラップして読み返す。難しい数式が出てきて手ごわい記事だ。理解できなくても良しとする。

RF信号
 EFM変調されたディスク上のデータを読み出した信号は“RF信号"と呼ばれ、図5に示すような波形となる.これは次のような理由による.

ASCII1986(06)c04CD-ROM_図05W520.jpg
 ディスクのピットの形状によって修正された光ディスクの周波数特性は図5-1のようになり,線速1.25m/secの時,カットオフ周波数は,
f0=(2NA/λ)×V1.44MHz
 となる.
 また,CD方式の信号は一種のパルス列であり、パルス幅は“3から“11”の長さがある.これを立ち上がり時点をそろえて書くと図5-2のようになり,これを微分すると図の下の部分のようなインパルス列が得られる.
 そこで,このインパルス列の各々のインパルスを光の周波数特性のインパルス応答で置き換え,それを積分すればCD方式の光ピックアップから出てくる波形になる.
 幅の狭い(3,4)パルス列に対するCD方式のインパルス応答と,幅の広い(11)パルス列に対するインパルス応答を図5-3に示す.これらの条件で光ディスクからの信号を読み出すと,結果的に信号のインパルス応答の積分となり,図5-4に示すようなRF信号となる.
 ところが,実際のCD方式プレーヤではディスクのスキューや厚みむらなどによって,MTF,PTFが周波数に対して線形でなくなることが起きる.
 MTFが劣化することは、光の周波数特性のインパルス応答のすそが広くなることを意味する.また,PTFが周波数に対して線形でなくなると,インパルス応答の左右が非対象になってくる.これらの結果,アイパターンの中心がぼけてくるという現象が起こり,テジタルデータの"1","0"は、このアイパターンの中心:で"1","0"を判定するから,このような不安定状態でも安定目してデータが読み取れるように波形等化を行う必要がある.



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