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編集室より(月刊ASCII 1984年1月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

宮崎秀規編集長の記事は素晴らしくなかなかコメントしにくいと言い訳をしつつ引用する。

FROM THE EDITORIAL OFFICE

蜜月の終わり
 パーソナルコンピュータ業界にとって, 1980年代は「成長する花形未来産業」などと いう美辞麗句に彩られてスタートした.しか しその80年代も中盤に入るにつれ、状況は次 第に変化したように思う、良く言えば、言葉 ばかりの先行に実体が出てきた、悪く言えば, 理想と現実のギャップが露骨になってきた, とでもなるだろうか.
 少々気取った言い方をするならば,甘いき りのハネムーンは終わり,実際の生活が始ま りつつある、そんな時期であるようだ.
 ここで84年を迎えるにあたって,今後一年 程度のスパンでパーソナルコンピュータとそ れを取り巻く状況の成長方向と問題点を考え てみたい.
 パーソナルコンピュータの性能的な面では 主として二つの点での強化が予想される.こ れまで「プリンタの年」とか「カラーディス プレイの年」とかが存在したが,その言いかた をするならば,84年はようやく到来した「デ ィスクの年」となりそうだ.フロッピーディ スクの低価格化と対応ソフトウェアの増加に より,ディスクの実装率はかなり高まるだろ う.ディスクが標準的となるのに伴い,コン パクトウィンチェスターハードディスク,レ ーザーカード,光ディスク,CD-ROMといっ た大容量記憶装置も身近になってこよう.
 もう一つは、マウスやグラフィックディス プレイを活用するビジュアルOSの普及であ る.Microsoft-WindowsとかVisi-onなど がその代表格である.
 これらのハード,ソフト両面からの強化に より,実用コンピュータとしての能力を十分 に発揮し数多のアプリケーションをこなすべ ースが出来てくるわけだ.その意味において NECのPC-100あたりが機能面でのリーデ ィングシステムと考えられよう.
 低価格なホームコンピュータの分野でも同 様なことが言える.ディスクあるいはROM ベースで手軽に使える物が望まれている.ホ ビーならばカセットで十分といった安直な考 えはそろそろ通用しなくなってくるだろう.  次に数量的な面だが,全体としては順調で 年間百万台という線が妥当だろう。当然のこ とながらユーザー層はさらに広がり,従来の マニア,熱心なホビイスト層以外の部分がき わめて大きくなろう.
 購買層の広がりは歓迎すべきだが,これま でコンピューティング文化の支え役であった マニア層の相対的縮小は今後各方面に影響を 与えるであろう。例えば,これまでユーザー の自学自習的努力に甘えて製品の「出しっぱ なし」が許されていたメーカーも、将来は利 用技術のめんどうもある程度は見なければな らなくなる.その結果,新規参入は次第に難 しくなる反面,ゲームの得意なメーカーはゲ ーム機的なもの,OAメーカーはオフィスシ ステムといったような,サポート可能な得意 分野でならば勝負できるようになるだろう. すなわち,市場の性格付けが明確化し,分担 がはっきりしてくるのである.パーソナルコ ンピュータと呼ばれる機械の範囲は更に拡大 されるだろう.
 このような多機種化傾向と共に,各ジャン ル内におけるハードウェアの淘汰も進むだろ う.すなわち,流通ソフトの少ないものは販 売実績を上げ得ぬまま旧機種化してゆくとい うハード市場の悲しい現実は今後も続き,そ の中からメジャーなものとして生き残れるの は,各分野で各々3~5機種といったところ になると思われる.
 これまで驀進を続けてきたソフト業界も84 年にはかなり大きな淘汰と再編成の波をかぶ るだろう。すでに過当競争が進行しており, 信頼性の低いところ,定期的に製品を出せな いところあたりから行き詰まりの傾向がみら れ,さらに広がりつつある.
 一頃と違って,需要供給のバランスが供 給過多の方向に崩れている現状からは当然の 成り行きと言えよう.
 これらのハード,ソフトの供給者に共通し て言える問題点は,あたかもゴールドラッシ ュを思わせるような調子で,十分なポリシー も無いまま飛び込んでしまったところにある のではないか、確固とした方向性を持ってい てさえうまく行かない場合も多いというのに 近視眼的展望で始めたのでは,成功はおぼつ かない.
 大企業であれ,学生企業であれ,適応放散 と自然淘汰という進化論を地でゆくパーソナ ルコンピュータ界の今後を生き抜くためには 環境,すなわち,パーソナルコンピュータが かかわる文化と人全体をじっくりと考えてみ る必要があるだろう.
 いずれにせよ,パーソナルコンピュータの 蜜月は終わりつつある.
宮崎秀規
そのとおり。まあ、強いてあげれば、レーザーカードって何?見たことないんだけれども。身近にはなかったのだがとか。光ディスクとは何を想定していたのかとか。身近に、そう当時はまだ身近にはならなかったのですが等々。
NECのPC-100の評価は当時皆そうだと思っていたのだろうが、現実はそんなに賢くない。こうなればいいという方向に何故か進まない。購入者層(もちろん私を含めて)が賢くないのだろう。
最後に「あたかもゴールドラッシュを思わせるような調子で,十分なポリシーも無いまま飛び込んでしまったところにあるのではないか、確固とした方向性を持っていてさえうまく行かない場合も多いというのに近視眼的展望で始めたのでは,成功はおぼつかない.」
これは東芝のPASOPIAが該当すると思っている。前にも書いたがPASOPIAを買ったが使いものにならずPC-8801を買ったのだが、「PASOPIAでは下取りに取ってくれない。ソフトが無い。使わないのはもったいないのでBASICを教えてくれ。」と言った知人に「作りたいプログラムがなければ教えるのが難しいんだけれど」と冷たい言葉をかけつつも教えたことが思い出される。

忘れ物が1件。
音響カプラの広告があった。
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この頃は、パソコン通信に全く関心がなかった。知人は興味を持ってパソコンとパソコンを繋ぎ通信しており、電話回線を使うどころか、「無線でやりたい、将来は衛星通信だ。」と言っていた。
私は、RS-232Cは外部機器を使うのに必要なインターフェースという理解だった。彼と比べ自分の想像力の無さに今更ながら絶望する。

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アイドル起用広告(月刊ASCII 1984年1月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

【月刊 ASCII 1984.1 アイドル起用の広告】


パソコンの広告にアイドルを起用する例が増えてきた。
まずはソニー。
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ASCII1984(01)a21SONY松田聖子trimW520.png
東芝の○○親子とは違い、SONYは力が入っていた。広告作成にまじめさがうかがわれる。東芝は不真面目に感じられる。今月号の広告は右上隅に松田聖子のサインが無くなっている。

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ASCII1984(01)a22日立工藤夕貴trimW520.png
日立のMSXのイメージキャラクターは工藤夕貴(一応アイドル枠ということで)。彼女はいったい何が良くてデビューしたんだっけ?思い出せない。

ASCII1984(01)a15ポニーキャニオンは堀ちえみw520.png
ASCII1984(01)a15堀ちえみw520.png
ポニーキャニオンは堀ちえみ。IDOL GAMEがあったんだ。

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裏表紙の見返し広告は林葉直子(彼女も一応将棋界のアイドルということで)。

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広告(月刊ASCII 1984年1月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

もう一度読み返し、スクラップする。
ASCII1984(01)表紙表裏w520.png
(表紙表裏)
広告部分を2回に分けてスクラップする。

【月刊 ASCII 1984.1 広告】


1月号の広告から、まず表紙見返し。
ASCII1984(01)表紙見返しw520.png
うーん。知人らはもう既にパソコンを購入していた人ばかりでPC-8801mkIIを買った人がいなかった。これを買う人は、最初のパソコン購入をする人だと思う。

ASCII1984(01)a01PC-100w520.png
知人でPC-100を買った人はいなかったので触ったことがなかった。売りが「マウス」だったとは。全然当時の雰囲気が思い出せない。BASICやMS-DOSでマウスを使った記憶がほとんどない。使用に耐えうるお絵かきソフトはこの時まだなかった。

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これは知人が購入した。周辺装置としてカラーモニター、フロッピーディスク、プリンタがあり旧機種を下取りに出して本体だけを買った。当時本体の買い替えをする人が結構いた。今まで作ってきたプログラムの開発が続けられる。CPUが8086の5MHzから8MHzと高速になり、グラフィックも強化され良かったと思う。

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うーん。残念マシンのMZ-5500。価格はPC-9801と同じ位だったから売れなかったのかな。安くすれば売れたのかな。PC-9801はBASICで書かれたソフトが沢山売られていたからやはりソフトウエアの差だろうか。

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X1もフロッピーディスク内蔵タイプのX1Dが出た。ただ3インチのコンパクトフロッピーだった。当時はまだ3.5インチが事実上の標準とまではなっていなかった。シャープはその後ファミコンにも利用された(と思う)へんてこりんなマイクロフロッピーもどきを出していた。ASCIIを整理していくとそのうち出てくるだろうし、私の記憶がどこまで正しいか検証できるだろう。それも一つの楽しみ。
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02CPMとFD.png
X1にCP/Mが発売された。くたばれBASIC派の私は、当然これを購入してMACRO-80を使いまくった。ソフトウェアを捨てる(X1-CP/M他)

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ヤマハが作るMSXは当然音楽に力を注いでいた。

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NECは武田鉄矢をイメージキャラクターに起用。しかしPC-6600にワープロはないだろう。

ASCII1984(01)a05FMタモリw520.png
ASCII1984(01)a06FMタモリw520.png
タモリをイメージキャラクターに起用した富士通は相変わらず広告に力が入っている。

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ナショナルのMSXのイメージキャラクターはとうとう人間をやめている。

ASCII1984(01)a08東芝MSX_w320.png
東芝のイメージキャラクターは、もういいや。
以前はTOSBAKという大型機を作っていて技術力はあった。ダイナブック(J-3100SS)という名機を作った好きな会社なのにこの広告を見ると萎える。私は、黒歴史広告と認定する。

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キャノンのMSX広告的にはひっそりと登場。まるでお義理で作ったかのようなマシン。

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某親子の東芝パソピア。野村克也のゼロックスTALK560。東芝情けなくないか?

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マクセルは漫画家、イラストレーターを毎月起用していたのでこうしてカレンダーを作れた。

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タモリの富士通興業分。

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MSXは36年後の後出しジャンケンとなるが、IBMの互換機を8ビットでやろうとしたとも思える。8ビットでやろうとしたことが敗因なんだけど。IBMの互換機ビジネスは成功したのに。まあ、8ビットでやること自体劣化版と評価できる。

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九十九にタモリが登場といってもFM-7の広告部分だけど。

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コンピュータイレブンは似顔絵でタモリvs武田鉄矢。

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表紙・裏表紙・見返し広告一覧(月刊ASCII 1984年) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

1984年の広告は、裏表紙を富士通が、表紙見返しをNECが独占した。パソコン市場の趨勢が固まってきたのが広告からも分かる。

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ASCII1984(02)表紙表裏w520.png
裏表紙はFM-7を買うとFM-Xが当たるという広告。FM-Xを1年間使うことができる。でも、これ「ビッグチャンス」か?タモリのポーズが微妙に違う。使いまわしはしないということか。
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ASCII1984(04)表紙表裏w520.png
ASCII1984(05)表紙表裏w520.png
3、4、5月号はFM-11だった。FM-11BSは1Mフロッピーディスクとは力が入っている。FM-11AD2はOS-9を採用。マニア受けするよな。巷ではまだPC-9801でBASICを使っているユーザーが多かった時代だったから、FM-11AD2は先進的過ぎたかな。
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6月号から11月号はFM-77。このタモリは使いまわしするんだ。どゆこと?
FM-77は3.5インチのFDD付き。キャッチコピーは「天才は限度を超える。」
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同じくFM-77だが、キャッチコピーが「神童シンドローム」になった。小中学生向けだったのかな。そういえば、このころ知人の中学生の子は小学校の時既にBASICでアセンブラを作ってマシン語のプログラムを動かしていた。高校受験でパソコン禁止になったらしい。小中学生のプログラミングの才能というかパソコンを使う才能は大人(オジン)より勝っていた。

表紙見返しの広告はNECが独占した。
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1月号、3月号がPC-8801mkII、2月号、4月号がN5200。なんか両極端。確かにPC-8801をワープロとかの用途に使っていた人もいたようだが、それならPC-9801の方が適している。またN5200を自宅用のパソコンで購入した知人がいたけど、職場でLANPLANとか使っているので家でも使うという昔よくいた家で仕事をする人だった。サービス残業もこれに極まれり。自己啓発の一環だったのだろう。
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知人がPC-9801Eは旧機種の周辺装置をそのまま使えるということで本体のみを取り換えていた。古い機種を下取りにだして次々を新機種に乗り換えるPC-9801ユーザーだった。
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うん?PC-100がこの位置?そうか、NECも主力はPC-9801FでPC-100は何かの都合で発売した機械だったのか?
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武田鉄矢が表紙見返しにやっと登場した。触っているのはやはりPC-9801F。PC-9801Fはワープロ、表計算がかろうじて実用的に、仕事に使えるようになった機械だった。キャッチコピーは「100万台のNECパソコンたち、元気でやってるかい。」
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武田鉄矢が大きくなった。破顔一笑とはこの顔のことか。「日本のパソコン、約2台に1台はNEC。」だそうだ。
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武田鉄矢の顔を回転させ使いまわしをしている。毎月微妙に変えだした。
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これは珍しいNECのプリンタの広告。私の職場ではPC-PR201で13インチのLP用紙を使ってた。
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とうとう出た。HDD内蔵のPC-9801F3。このころからドライブを変えただけの新機種が登場し始めた。
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ドライブだけを変えたPC-9801E,PC-9801F1,PC-9801F2,PC-9801F3こんなんだったらいくらでも出せると思う。5インチFDDを3.5インチにしてもいいのだし。

ASCII裏表紙、表紙見返し掲載メーカー・機種


裏表紙表紙見返し
年月会社機種会社機種
1980年1月号NECPC-8001EPSONTP-80E
1980年2月号NECPC-8001EPSONTP-80E
1980年3月号NECPC-8001EPSONTP-80E
1980年9月号NECPC-8001EPSONTP-80E
1981年1月号NECPC-8001EPSONMP-80
1981年8月号NECPC-8001AppleAppleII
1981年9月号NECPC-8001AppleAppleII
1981年10月号NECPC-8001AppleAppleII
1981年11月号NECPC-8801AppleAppleII
1982年1月号NECPC-8801AppleAppleII
1982年2月号富士通MICRO8AppleAppleII
1982年3月号NECPC-8801AppleAppleII
1982年4月号富士通MICRO8AppleAppleII
1982年5月号if800AppleAppleII
1982年6月号富士通MICRO8AppleAppleII
1982年7月号if800AppleAppleII
1982年8月号富士通MICRO8NECN5200
1982年9月号if800NECN5200
1982年10月号富士通MICRO8NECN5200
1982年11月号if800AppleAppleII
1982年12月号富士通FM-7AppleAppleII
1983年1月号if800AppleAppleII
1983年2月号富士通FM-7NECN5200
1983年3月号if800NECPC-8001mkII
1983年4月号富士通FM-7NECPC-8001mkII
1983年5月号if800NECPC-8001mkII
1983年6月号富士通FM-7NECN5200
1983年7月号if800NECN5200
1983年8月号富士通FM-7NECPC-8000mkII
1983年9月号if800NECPC-8200
1983年10月号富士通FM-7NECPC-8801
1983年11月号富士通FM-11NECPC-8001mkII
1983年12月号富士通FM-7NECPC-9801F
1984年1月号富士通FM-XNECPC-8001mkII
1984年2月号富士通FM-XNECN5200
1984年3月号富士通FM-11NECPC-8001mkII
1984年4月号富士通FM-11NECN5200
1984年5月号富士通FM-11NECPC-9801E
1984年6月号富士通FM-77NECPC-9801F
1984年7月号富士通FM-77NECPC-9801F
1984年8月号富士通FM-77NECPC-8801mkII
1984年9月号富士通FM-77NECPC-8801mkII
1984年10月号富士通FM-77NECPC-PR201
1984年11月号富士通FM-77NECPC-9801F3
1984年12月号富士通FM-77NECPC-9801F3
機種が複数掲載されているときは、1写真付き、2写真の大きさ、3写真の配置が上位と思われるものを代表機種として記載した。


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NEC PC-100(月刊ASCII 1983年12月号4)特集 [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

【月刊ASCII 1983.12 特集】


特集記事からスクラップする。

ASCII1983(12)164特集W520.png
売れなかった悲しいPC-100。なぜなんだろう。BASICもDOSも付いているのに。本体価格だってFDDが1台搭載モデルが398,00円。同水準のPC-9801Fが328,000円とそんなに高くなっていない。不思議なことだった。まあ、パソコン関係では、私がこうなればいいと思ったことが実現しなかったので理由は分からないが当然なのだろう。私がBASICとか8086を呪っていたからこうなった(思いどおりにならなかった)と占い師とかはいうかもしれない。人を呪わば穴二つという言葉もある。反省しきり。
もしかすると、名前がPC-10000だったら売れたのか?9801の次は「9901か?10000か?」とか話題になった。100にしたから売れなかった?

ASCII1983(12)165特集_PC-100本体.png
こうしてみても普通の筐体だった。なのになぜ売れなかった?

ASCII1983(12)166特集_PC-100CGw366.png
このCG。当時良く見た。昔の記憶が喚起される。

ASCII1983(12)166特集_PC-100JS-WRODw520.png
JS-WORDだ。JS-を取ってしまえばよかったのに。そうするとマイクロソフトはWORDというネーミングができなかったかもしれないし、マイクロソフトからお金を取れたかもしれない。たったJS-の3キャラクタだけ。ネーミングとは難しい。
いや逆か?既にマイクロソフトのWORDがあったからJS-を付けたのか?

しつこく書くけど、とにかく売れなかったPC-100。これはもう型番の呪いにしてしまおう。パソコンの型番は上位機種ほど大きな数字が基本。NECならPC-8001→PC8801→PC-9801と上位機種になり、PC-6001→PC-2001と下位機種になる。他社でも同様(MZ-700,MZ-1200,MZ-2000,MZ-2500,MZ-5500,
FM-7→FM-8→FM-11)の傾向にある。従ってPC-10000にすれば売れたかもしれない。
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Lisaキャノンが販売(月刊ASCII 1983年12月号3)ASCII EXPRESS [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

【月刊ASCII 1983.12 ASCII EXPRESS】


ASCII EXPRESSからスクラップする。

ASCII1983(12)087ASCEXP_Lisa_W520.png
そうそう昔はキャノンがAPPLEを日本国内で販売していた。この国内販売契約が解消されたのはいつだったかな。ASCIIを整理していけば、その記事に突き当たるだろう。少し、楽しみ。Lisaの国内販売価格は228万円。当時多分スポーツタイプの車が買える値段だ。6本のソフトが付いていから、たとえば国内の16ビット機で業務用ソフトも買うとなると1本20万円として120万円と見積れば本体にFDD,プリンタ付きで価格100万円ならこのくらいの価格になる。この感想は、36年後の後出しジャンケンだけど。追加で徐々に購入していって気が付いたら100万円越えという知人がいたし、めっちゃ高いとは言えないはずだが、Lisaのイメージはめっちゃ高かった。高嶺の花だった。一度に揃えければならないというところに抵抗感があったのだろうか。

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このころはやっと5.25インチのフロッピーディスクを使い始めていた頃なので3.25インチは眼中になかった。記事によると3インチ、3.25インチ、3.5インチと3種類の規格が乱立状態だった。いつどのように収束したのか覚えていない。それほどこのサイズのフロッピーディスクには興味がなかった。

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PC-9801Fの紹介記事だが、「機能強化されたPC-9801のN88-BASIC」が見出しとは。一般の関心事はBASICだった。ひねくれものの私は「くたばれBASIC、8086は許せない」と知人と誓い合い...
皆目くらまし状態になっていたと思うけど8086が5MHzから8MHzになったって大したことじゃないんだ。PC-9801の凄いところは、低性能の16ビットである8086には期待せず、テキストV-RAMによる漢字表示、グラフィック用のLSIを積んで性能向上させたことだった。この点でNECの技術者は尊敬に値すると思う。

ASCII1983(12)092ASCEXP_CAD_W520.png
CANDYというソフト。使いたかったが、PC-9801用だから使う機会がなかった。当時PC-9801を持っている人はプログラムを作っている人と表計算に使っている人でグラフィックを活用したソフトを使っている人がいなかった。

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三洋電機が発表した3インチのカラー液晶テレビ。日本の技術開発能力は進んでいた。今の凋落ぶりは当時全く想像できなかった。36年前は、こうした開発技術をアジアの中で持てる国は日本だけだと信じていた。
パイオニアのレーザーディスク。ビクターのVHDに勝ったのはネーミングの勝利か。吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」の歌詞にも登場するレーザーディスク。199,800円とべらぼうに高いけど知人が買った。36年前の購買意欲は凄く強い。私は、この後の機種を買った。ただ、100枚越えのLDはもはやゴミと化している。

ASCII1983(12)101ASCEXP_X1D_W520.png
自分の買った機械に新機種が出るとかなりがっかりしたものだけれど、この当時はまだがっかり度合いが少なかった。X1シリーズが、マニアタイプのX1、プロフェッショナルタイプのX1D、アクティブタイプのX1Cだっとは。X1がマニアタイプと言われるのは嬉しい。

ASCII1983(12)102ASCEXP_PC100_W520.png
なぜか、成功しなかったPC-100。いい機械だったと今でも思っている。でも、皆はPC-9801シリーズを選んだ。よく分からない。
思うに、パソコン関係では自分では「こうなって欲しいな」はことごとく実現せず、「これだけは嫌だ」ばっかり実現してきた歴史だった。もっと勝ち馬に乗る人生を過ごせば楽しかったのにと後悔している。長いものには巻かれろだ。
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広告に芸能人(月刊ASCII 1983年12月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

芸能人を起用した広告が多いのでここで別にスクラップする。

ASCII1983(12)a06FMXタモリw520.png
ASCII1983(12)a07FM7タモリ2w520.png
ASCII1983(12)a07FMタモリ富士通興業w360.png
ASCII1983(12)a07九十九電機タモリw520.png
まずタモリ4回登場。裏表紙も含めれば5回になる。

ASCII1983(12)a11CanonX-07石坂浩二w360.png
CanonX-07は石坂浩二。

ASCII1983(12)a11松田聖子W520.png
SONYのHiTBitにはトップアイドルの松田聖子。

ASCII1983(12)a11松田聖子サインW268.png
広告の右上にはサインまであった。

ASCII1983(12)a12HITACHI_H1(MSX)工藤夕貴w520.png
日立は工藤夕貴。

ASCII1983(12)a13Nationalオペレート7000斉藤 慶子w360.png
ナショナルは斉藤慶子。

ASCII1983(12)a14maxellちばてつやw520.png
芸能人ではないけれど、マクセルは漫画家シリーズで、ちばてつや

ASCII1983(12)a16PONYCA堀ちえみw520.png
ASCII1983(12)a16堀ちえみw520.png
ポニーキャニオンは堀ちえみ。

ASCII1983(12)a20PASOPIA_IQ(MSX)横山やすし親子w520.png
この親子については、もはや何も言うまい。

ASCII1983(12)a90藤本義一W520.png
藤本義一は文化人が適当だと思うが芸能人としてもいいか。


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広告(月刊ASCII 1983年12月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

読み返し、スクラップする。
ASCII1983(12)表紙表裏w520.png
(表紙表裏)

【月刊 ASCII 1983.12 広告】


12月号の広告から

ASCII1983(12)a00表紙見返しPC-9801F_W520.png
ASCII1983(12)a01PC-100_1W520.png
ASCII1983(12)a01PC-100_2W520.png
NECの見開き広告が3か所もあった。力の入れ方が凄い。特に結果的に残念パソコンだったPC-100が見開き2か所だった。

ASCII1983(12)a00目次PC-100W360.png
PC-100は、目次でも紹介されていた。
この他ASCII EXPRESSの記事もあり、特集記事もありと凄い物量だった。しかし、売れたのはPC-9801FでPC-100はポシャってしまった。

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今月もApple Lisaの広告位置は本文記事の手前ページといういい場所なのかどうか判断できない微妙な位置だった。葉書があるページだからいい場所なのか?
広告本文を引用する。
予感はいま、現実に……スーパー・パーソナルコンピュータ、Lisa。

あなたはこれまでのパソコンに不満を感じていたはずです。コンピュータのやり方に合わせて考え、仕事の方法を変えなければならなかった。仕事ごとにプログラムを替え、異なったコマンドをタイプするのはたまらなくわずらわしかった。もっと平易なコンピューティングを思い描いていたあなたなら、そう、すでにLisaを知っていた。仕事のしかたそのままに、徹底的に使いやすい道具としてのコンピュータ………あなたの予感は、いま現実になりました。
手のひらにおさまったソフトテクノロジー〝マウス″
あなたのデスクはすっぱり、Lisaの中。仕事用具はもちろん、6種類のアプリケーションプログラムも一緒に入っています。そしてこれらのコマンドは、分かりやすいグラフィックシンボル(アイコン)に置き換えられています。あなたは〝マウス″と呼ばれるコントロール装置を画面を見ながら軽く動かし、画面上でシンボルにポインターを重ねてボタンを押すだけ。ボタンはたったひとつ。コンピュータ言語や複雑なコマンドを覚えることは不要です。しかもプログラム相互ではデータが共有され、操作方式も共通ですから、画面上で同時にいくつもの作業を見ながら、仕事を連続させ、並行処理することができます。 ハードとソフトが一体化。第2世代パソコンへ
Lisaは、このように従来のコンピューティングを根底から変革してしまいました。それは16ビットCPUとか大記憶容量、ビットマップディスプレイだ…といった最新ハードウェアをただ寄せ集めたところで実現できるものではありません。アップルは、独自のソフトウェアテクノロジーを駆使し、これまで別々に追求されていたハードウェアとソフトウェアとをLisaに於て初めて一体化。その象徴がマウスです。Lisaによって、パーソナルコンピュータの世界はいま第2世代を画します。
最大のセールスポイントが〝マウス″だったとは。まあ、キーボードから本を見ながらコマンドをポチポチ入力して、「コマンドまたはファイル名が見つかりません」とかよりは別次元の使うためのパーソナルコンピュータだとは認められる。マニアはコマンドは覚えており空で入力するからマウスなんてかえって使いにくいという面があった。グラフィックソフトならともかくワープロで使うか?という感覚だった。
Appleのパソコンは他のパソコンとは全然違う種類のものだった。

芸能人関係を起用した広告は量が多いので次回スクラップする。
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CAD(月刊ASCII 1983年11月号6)特集 [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

【月刊 ASCII 1983.11 ASCII EXPRESS】


特集記事のパーソナルCADからスクラップする。

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スクラップする気になったのは、マウスの写真を見たから。

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マウスは当時こうしてわざわざ紹介しなければならなかったほどなじみがないデバイスだった。

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編み物にCADを利用する。私も作りかけたのだが途中で飽きて完成しなかった。パソコン雑誌で編み物支援プログラム等作成記事は見た記憶がない。
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MSX(月刊ASCII 1983年11月号5)ASCII EXPRESS [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

【月刊 ASCII 1983.11 ASCII EXPRESS】


ASCII EXPRESSからMSXの紹介記事をスクラップする。

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「今回は電気メーカー4社松下電器産業(株)、三菱電機(株)、東京芝浦電気(株)、三洋電機(株)のMSXシステムを紹介する。」との記事。「パソコンメーカー4社」と書かずに「電気メーカー4社」とわざわざ書く(まあ、その通りなんだけれど)というところがなんとも面白い。以下製品写真をスクラップする。

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松下電器産業(株)のCF-2000

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三菱電機(株)のML-8000

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東京芝浦電気(株)のHX-10S

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三洋電機(株)のMPC-10

安価にパソコンという名の製品が手に入るMSXは良かったのではないだろうか。単にパソコンが欲しいという層には支持されたと思う。プログラミングをするならBASICがあるので、自分で調べてプログラミングができる頭が良い小中学生には適当な製品だったろう。
悪い点は、ゲームをするならゲーム機があるし、アプリを使いたいなら使用に耐えうるアプリがないので泣くだけ。以上36年後の後出しジャンケン的コメント。
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