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1フレーム 特集CD-ROM(3)(月刊ASCII 1986年6月号8) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集記事「CD-ROM 徹底研究 CD-ROMのすべて 第3回 デジタル信号処理」をスクラップして読み返す。難しい数式が出てきて手ごわい記事だ。理解できなくても良しとする。
1フレーム
 CD方式の信号記録/再生の最小単位を1フレームというCD方式のエラー訂正方式「CIRC」は,C1系列として44.1KHzでサンプリングしたL,R,2チャンネルの各6サンプルデータを32個のシンボルに変換しており,これが取り扱いの最小単位となっている。
 そこで,ディスク上でも,この32個のシンボルを最小単位として取り扱い,「1フレーム」と呼ぶ、図6に1フレームを示す.1フレームの中には基本的に次のような内容が含まれている.

ASCII1986(06)c05CD-ROM_図06W1124.jpg

 ○フレーム同期信号:フレームの区割りを示すもので,Tmax×2のパターンを用いている.
 ○サブ・コード:ディスクの内容にアクセスするための情報とディスクに固有の情報を持つ.また,約40KBPSの情報量が確保されており,グラフィックス等従来のLPレコードでできなかった種々の機能を持たせられる。
 ○音楽信号:44.1KHzでサンプリングされたL,R,2チャンネルの各6サンプルデータが24シンボルに変換されて記録/再生される。
 ○エラー訂正符号(パリティ):音楽信号24シンボルに対し,2重符号化Reed-Solomon符号が生成され,4+4=8シンボルのエラー訂正符号が付加されている.
 以上の1フレームは、6サンプリング区間に相当するから,フレーム周波数は,
1 44.1KHz × 6(s) = 7.35KHz
 である。
 読み出される信号のクロックは、1フレーム588ビットであるから,
7.35KHz × 588 = 4.3218MHz
となる。

理解できなくても良いと思いつつ読み込んでしまう。スクラップ作業が、なかなか進まない。
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RF信号 特集CD-ROM(2)(月刊ASCII 1986年6月号7) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集記事「CD-ROM 徹底研究 CD-ROMのすべて 第3回 デジタル信号処理」をスクラップして読み返す。難しい数式が出てきて手ごわい記事だ。理解できなくても良しとする。

RF信号
 EFM変調されたディスク上のデータを読み出した信号は“RF信号"と呼ばれ、図5に示すような波形となる.これは次のような理由による.

ASCII1986(06)c04CD-ROM_図05W520.jpg
 ディスクのピットの形状によって修正された光ディスクの周波数特性は図5-1のようになり,線速1.25m/secの時,カットオフ周波数は,
f0=(2NA/λ)×V1.44MHz
 となる.
 また,CD方式の信号は一種のパルス列であり、パルス幅は“3から“11”の長さがある.これを立ち上がり時点をそろえて書くと図5-2のようになり,これを微分すると図の下の部分のようなインパルス列が得られる.
 そこで,このインパルス列の各々のインパルスを光の周波数特性のインパルス応答で置き換え,それを積分すればCD方式の光ピックアップから出てくる波形になる.
 幅の狭い(3,4)パルス列に対するCD方式のインパルス応答と,幅の広い(11)パルス列に対するインパルス応答を図5-3に示す.これらの条件で光ディスクからの信号を読み出すと,結果的に信号のインパルス応答の積分となり,図5-4に示すようなRF信号となる.
 ところが,実際のCD方式プレーヤではディスクのスキューや厚みむらなどによって,MTF,PTFが周波数に対して線形でなくなることが起きる.
 MTFが劣化することは、光の周波数特性のインパルス応答のすそが広くなることを意味する.また,PTFが周波数に対して線形でなくなると,インパルス応答の左右が非対象になってくる.これらの結果,アイパターンの中心がぼけてくるという現象が起こり,テジタルデータの"1","0"は、このアイパターンの中心:で"1","0"を判定するから,このような不安定状態でも安定目してデータが読み取れるように波形等化を行う必要がある.



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EFM変調 特集CD-ROM(1)(月刊ASCII 1986年6月号6) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

特集記事「CD-ROM 徹底研究 CD-ROMのすべて 第3回 デジタル信号処理」をスクラップして読み返す。難しい数式が出てきて手ごわい記事だ。理解できなくても良しとする。

ASCII1986(06)c01CD-ROM_W520.jpg

 今月はデジタル変調(EFM)とエラー訂正(CIRC)の基礎」について述べる.デジタル変調によって、光記録の限界に近い」高密度記録が現実のものとなり,エラー訂正技術によって光ディスクシステムが実用/量産可能になったといっていいだろう.
 エラー訂正技術は、デジタル記録/再生システムの信頼性向上のための技術であるが,かつては,装置化が複雑でコストが過大となり,実用性に乏しいと考えられていた。ところが,最近の半導体技術の急速な進歩で,装置化の複雑さはあまり問題ではなくなり、この技術は信頼性向上のための最も経済的な手段として評価されている.

EFM変調(Eight to Fourteen Modulation)
 “変調”とは、与えられた周波数帯域内で、与えられた情報を安定的に記録/再生できるように変換すること,すなわち、与えられた周波数帯域と信号とのマッチングをとることである.
 ここでいうCD方式の周波数帯域とは,次のように考えることができる。
 光学系の伝達関数(OTF:Optical Transfer Function)は2つのレンズの開口の相互相関関数で表される.特別な場合として、2つの開口が同じ時には自己相関関数となる.
 CD方式のような反射ディスクの場合,1つのレンズが光を集光してディスクに照射し戻ってきた光を同じレンズで集めるから,この特別な場合に当たりOTFは2つの円形開口の自己相関になる.
 収差のない円形の開口を持つ光学系は,2つの円形開口の重なりの面積から求められ,次のように書くことができる.
H ( x ) = 2 π { cos -1 x x 0 - x x 0 1 - ( x x 0 ) 2 } x x 0 = 0 x> x 0 x : 空間周波数=2NA/λ x 0 : 光学系のカットオフ周波数
 CD方式では λ=0.78μm, NA=0.45であるから, x0=2NA/λ= 1154(本/mm)
 となり,1mm当たり1154本までの微細パターンを読み出すことができるということになる.  以上の空間周波数を時間周波数に換算するには線速度を掛ければよい。  時間周波数:fは,線速度1.25m/sの時,
f=(2NA/λ)×V1.44MHz
となる。
 ここまでの議論は理想的な話であるが,実際には次のような要因で周波数特性は劣化する.
 ○フォーカス・サーボのデフォーカス
 ○レンズ系そのものの収差
 ○ディスクの厚みむらによる球面収差
 ○ディスクと光軸の傾き(スキュー)によるコマ収差

 以上のように、約1.44MHzに帯域制限された光ディスクに情報を安定的に記録/再生できるようにデータ変換を行うのがEFM変調であり、基本的な考え方は、次のとおりである.
 ○信号の占有周波数帯域を狭くする
 “1”と“0'の反転を少なくする."1"と"0"の反転が頻繁だと信号の周波数占有帯域が広くなり、同一ディスクで長時間記録できなくなる(Tmin大)
 ○クロック成分を多くする
 1シンボル(14チャンネル・ビット)の中で、必ず一度クロック成分を持つようにする.すなわち,できるだけ"1",“0”の反転を多くする必要がある(Tmax小).
 ○直流成分を少なくする
 "0"だけや“1”だけが続くとトラッキングが不可能になったり,クロック成分もなくなってしまう.
 ○シンボル単位の変調とし、他のシンボルとのかかわりを少なくしエラー等によって符号のエラー伝搬が起きないようにする
 図1に変調前のディスク上のピット列と,変調後のビット列の例を示す.

ASCII1986(06)c02CD-ROM_図01W520.jpg
 また図2にEFM変調の変換テーブルを示す.214個の波形パターンの中から,28個の上記要求項目を満足する波形パターンを選べばよいことになる(ただし,"1"が反転を示し“0”が非反転を示す).そこで,Tminは大きいほうが好ましいことになるため、14ビットのパターンは"1"と"1"の間に“0”が2個以上入るものが選ばれる.

ASCII1986(06)c02CD-ROM_図02W520.jpg

 また,Tminが短いほど良いという条件から"1"と"1"の間に入る"0"の数を10個と決めると214個の中に,このようなパターンは267個あり,その中から都合の良い256個のパターンを選んでいる。  実際の変調では,8ビット→14ビットの変換以外にマージンビットを3ビットとっている.これは次の目的で使用される.  ○Tmin,Tmaxのルールを守る
 ○信号の低域周波数成分を少なくする

 前者の条件は,例えば前の14ビットパターンの最後が"1"で終わり,次のパターンの最初が"1"で始まる時を考えれば理解できよう。
 後者の条件は,結果的に「DSV(Digital Sum Variation)ができるだけ"0"に近い値をとるものにする」ということである。例を示すと、EFMではマージンビットが
 ・001
 ・010
 ・100
 ・000
 の4通りあるから,図3-1のデータにこのマージンビットを付加してみる."100"はTmaxの条件から不可能である。残りのビット列に対しDSVを図示すると図3-2のようになる.そこで、一番DSVが"0"に近い"010′のビットパターンがマージンビットとして選ばれることになる.

ASCII1986(06)c03CD-ROM_図03W520.jpg
 このようなEFM変調の結果の信号スペクトルを図4-1に示す。低周波スペクトル成分が非常に少なくなり、表面の傷などにより信号自体は影響を受けにくく、安定的なサーボも可能となる.また,広帯域スペクトル(図4-2)からは、約400~500KHzにピークがあり,4.3218MHzにチャンネルクロックの値があることが理解される.

ASCII1986(06)c03CD-ROM_図04W520.jpg

 ディスク上のピットの長さには、9通りあることは既に述べたが,
Tmin = 1001 ―最小ビット Tmax = 100000000001 ―最大ビット
 であるから、この2つの間の値をもつ合計9通りの長さがあることになる.EFMの変調パラメータをまとめると次のようになる.

・最小反転幅 (Tmin) = 1.41T ・最大反転幅 (Tmax) = 5.18T ・検出窓幅 (Tw) = 0.471T ・拘束長 8T ・直流成分 なし(ただしT=データビット長)

何も考えなく使ってきた製品の基礎となる技術が理解できなくとも、技術者がこれほど考えていたことが知れて気分がいい。頭のいい人は凄いなと思う。

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米国ハイテク産業の動向他(月刊ASCII 1986年6月号5) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

米国のパソコン市場関係の記事をスクラップする。
ASCII1986(06)b03米国ハイテク産業_W520.jpg

ASCII1986(06)b03米国ハイテク産業_AmigaとSTは_W520.jpg
AmigaでPC-DOSエミュレータを走らせ、Lotus 1-2-3とかのPCのソフトを動かすというものだが、昔から思っていたことは何故2台買わないのかということだ。当時、1台のパソコンでマルチユーザ、マルチタスクを実現するのがトレンドのように感じていたが、私はシングルユーザでマルチパソコンだろうと考えていた。印刷待ちだけではなく、とにかくパソコンが遅くて待たされることが多かったので2台使いたいと思っていた。マイコン時代からパソコン本体だけではなくモニタ、外部記憶装置、プリンタを実用レベルで揃えると100万円程度した。だから、数十万円でもう一台買えばいいじゃないかと思っていた。私は、貧乏だったので2台目を揃えるまでには時間がかかった。X1のCP/Mシステムに金をつぎ込んだせいかPC-9801VX2でやっと2台パソコン使いを実現できた。

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ASCII1986(06)b03米国ハイテク産業_写真_Convertible_W520.jpg
IBM PC convertible はラップトップ市場を制するか?
35年前はノートパソコンとは言わずラップトップパソコンと言っていた。上位機種は重たすぎでラップクラッシュパソコンと揶揄されていた。
最後の文章が35年前の状況を思い出せる。
「もうひとつの話題は、ConvertibleがポータブルPC市場を制覇するのか?という点だ。スピードも速くなく、メモリも決して大きくないConvertibleが"IBM純正"というブランドのメリットだけでどこまで売り上げを伸ばすことができるのか。ビッグ・ブルーの挑戦は今始まったばかりといえる。」
「ビッグ・ブルー」ああ懐かしい。大型コンピューターの覇者がパソコンで負けるとは思わなかった。本気を出せば、市場を制覇できると思っていた。ましてや、中国のメーカーに負けるとは平家物語の「盛者必衰の理をあらわす」を目の当たりにできた。幸運な時代に生まれたとも思える。
別ページにもConvertibleが取り上げられていた。
ASCII1986(06)b07_IBM_PC_Convertible_W520.jpg

ASCII1986(06)b03米国ハイテク産業_Mac_512K_W520.jpg
Macintosh 512K が Macintosh 512K Enhanced になったという記事。
安くなったということだった。

ASCII1986(06)b04MacソフトをSTで実行_W520.jpg
「MacのソフトをAtariSTで実行」
これはエミュレータではなく、ハードのようだ。
だから、2台目を買えよという話。買えなかったら我慢しろという話。急がば回れでこういうものを買うと結局お金の無駄遣いになると思う。

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システム・ソフト他(月刊ASCII 1986年6月号4) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

コンピュータ関係システム、ソフト他の記事をスクラップする。

ASCII1986(06)b06PC-9801利用CAI_W520.jpg
CAIシステムは35年前から発売されていた。今コロナ禍の中、もっと早くから導入されていればと思っているが、結局は金(予算)の問題で、ユーザが求めている技術は安くする技術なのだ。個人的には安くする技術では感動がないのだが、世の中はそうではない。
このPC-9801をベースにした日本電気のCAIシステム「マルチメディアCAIシステム」は基本構成が474万円だった。学習端末が172万円、教材作成のオーサリングシステムソフト PS SCAI-Aが20万円と高かった。価格はこの数十分の一にならないと広まらない。

ASCII1986(06)b04ワープロ文書変換_W520.jpg
リコーのワープロ文書変換システム「リポート電算写植」が紹介されていた。35年前ディスク変換の需要は高かった。
ワープロが468,000円から
電算写植機用変換機 123万円
リピートシリーズ変換ソフト 40万円
印刷業界向けに1年間で500セットの販売見込み

ASCII1986(06)b09ブラザー武尊_W509.jpg
ブラザーのソフト自動販売機「武尊」広告は
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パソコン広告(月刊ASCII 1986年1月号1)

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パソコン広告(月刊ASCII 1986年2月号1)
自販機まで行って作業するなら、ショップで買った方が早かった。

ASCII1986(06)b09一太郎_W514.jpg
日本の標準ワープロソフトとなった一太郎のVer.2で新一太郎という名前の方が一般的だった。
FEPはATOK5となっていた。

ASCII1986(06)b09PC-VAN_W499.jpg
この先パソコン通信はNIFTYとPC-VANの2大勢力が牛耳っていた。私はNIFTYから始めたが、CGを描いていた知人がPC-VANで活動していてそちらにしか作品をアップしないということで彼のファンである私は、それだけのためにPC-VANにも入った。個人的な印象ではCGはPC-VANの方強かったと思う。

ASCII1986(06)b04コンピュータ創作物の著作権_W520.jpg
音楽、美術、文芸をコンピュータが自動作成した場合著作権はだれになるかということを文化庁の著作権審議会で検討をしていた。コンピュータを道具として利用した場合ではなく、自動化した場合は著作権はどうなるのかという問題。確かに、電子楽器で音楽を作ったとしても電子楽器販売者には著作権はないが、自動作曲プログラムで音楽が自動作成された場合は、プログラマの権利はどうなるのかという問題か。はて、この問題はどう解決されたのか。

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セガAIコンピュータ・パソコン電話機・ポケコン他(月刊ASCII 1986年6月号3) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESS からパソコンと周辺機器等の記事をスクラップする。

ASCII1986(06)b06PrologセガProlog_W520.jpg
セガのパソコン「セガ・AIコンピュータ」CPUがV20という点が珍しいがそれよりもPrologを搭載したパソコンだというところが珍しい。「Prologの特徴を生かした人工知能によるCAIシステムとしてこのコンピュータを位置付け、情操教育用、幼児用、中学受験用(理科、数学など4科目)のソフトを開発、サポートしていく計画」だった。価格は87,500円で初年度8万台の生産を予定しいた。
35年前結構冒険していたのだなと改めて思った。

ASCII1986(06)b07_パソコン電話機_W520.jpg
「MSXにモデムと電話を内蔵したパソコン電話機、AMSが8月に発売」
申し訳ないが笑うしかない。ノリがラジカセとかラテカセとかパソコンテレビとかいうものだ。医療情報サービスの(株)エイ・エム・エスが発売し、医療情報サービスを市場としているが、パソコンと電話機と一体化して欲しいというユーザーが35年前一体どの位いたのだろうか疑問がいっぱい。価格は84,700円.

ASCII1986(06)b08ポケコン_W520.jpg
シャープのポケコンはどんどん進化していってた。「プロットプリンタとディスクドライブでシステム化できる漢字機能を搭載したポケットコンピュータ」PC-1600K
本体 69,800円
カラープロッタプリンタ 69,800円
ポケットディスクドライブ 39,800円

ASCII1986(06)b09松下MSX2_W500.jpg
松下のMSX2ワープロパソコンのFS-4700Fは3.5インチFDD内蔵で158,000円、月産5,000台

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(株)ワイ・デー・ケーのがPC-9801VM他にバス直結したCG用システム image maker IM-9800を発売した。
バッファ 1024×512ドット
表示サイズ 650×485ドット
表示色数 1,677万色
ドット当たり 36bit
メモリ容量 2.3MB
1,677万色ならRGB各ドット24bitじゃないか?
価格は3Dアニメーションソフト込みで1,795,000円
RGB入力、NTSC出力、3Dアニメーション、2Dペイントがセットで3,193,000円
MSX2パソコンの10倍程度かと考えるとそんなに高くはない。というかMSX2パソコンが高いのか。

ASCII1986(06)b09PC-9801用80286_W509.jpg
ASCII1986(06)b05_80287_W520.jpg
時代は80286へと移行していった時期だったが、80286はそんなに高速なCPUとは思えない。V30が結構よかったということだ。




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マイクロソフト日本法人(月刊ASCII 1986年6月号2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

ASCII EXPRESS のトップ記事は、マイクロソフト日本法人の代表取締役社長 古川亨 氏のインタビューだった。
ASCII1986(06)b01ASCII_EXPRESS扉_W520.jpg
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当時のインタビュー記事をスクラップする。

動き出した米国マイクロソフト日本法人

マイクロソフト(株)代表取締役社長 古川亨人

 まさに,時の人である.5月1日に本格的な業務を開始したばかりの,米国マイクロソフト社の日本法人・マイクロソフト((株)の代表取締役社長,古川享氏.
 米国マイクロソフト社が日本法人の設立を宣言したのが2月半ば、それから約1ヵ月あまりが過ぎた4月始め,その社長の椅子に誰が座るのかと各方面からの注目が集まるなかで,アスキーから出向という形で就任が発表された就任の発表直前まで混沌としていたというとオーバーだが,かなり急な決定だったようだ.
 そして,その後,1ヵ月足らずのうちにMS-DOS,MS-NETなどのシステムにかかわる業務をアスキーから移管し,新会社社長として業務を開始した.まだ,Multiplanなどのアプリケーション関係の引き継ぎは終わっていないが(7月1日より移管),独自の研究部門を設置するなど、意欲的な展開をこころざしている。
― マイクロソフト(株)の社長を引き受けることになった大きな理由はなんですか?
古川 この話を引き受ける気になったのは,日本法人ということで,従来の販売代理店とは違った役割を果たすことができるということと,代表権を持った社長職が与えられるということですね.
 単なる販売代理店ではないということで,研究開発部門であるR&Dセンターの設置も実現できたわけです.また,代表権を持ったということで,人事などへの決定権を持つことになるわけです.
 この両者は,日本法人を経営していくのに欠くことのできないものだと思っています.それは,米国からきた製品を単に日本語化して市場に出すということだけでなく,日本の環境に合うように改造することもできる,ということです.また人事権に関して言えば,直属の私が管理するということで、社員が安心して仕事ができるように配慮しました。日本法人に勤務する社員については,管理している私が一番わかっているわけですから,米国本社が人事権を持つというのは不自然であり,遠隔操作されるようでは社員に不安を残すことになると思うのです。
― R&Dセンターの活動内容はどのようになりますか?
古川 R&Dセンターでは、大きく分けて3つの仕事をします.それは,先ほども述べたように、1つは米国マイクロソフトから入ってきた製品の日本語化,1つは日本の環境にマッチしたソフトウェアの開発,そして残る1つは,ニューメディア関連の製品の研究および開発,という具合になっています.日本語化に関しては,従来アスキーで行っていたことの引き継ぎ業務ということになりますが,あとの2つは,同センターで新たに開始する業務と言えます。
 日本の環境にあったソフトウェアの開発には,十分な市場調査をしていきます.その結果,米国からきた製品をただ日本語化するだけではなく、日本なりの改造を加えることもあると思います。必要だと思われる改造は,積極的に行っていく方針です.また二ューメディア関連では、CD-ROMなどのアプリケーションの開発に興味がありますね.
 このセンターは、ビル・ゲイツ直属のセクションになっていますので,ここでの成果は、日本国内だけに留まらず,もっと広い世界に影響を与えていくことも考えられます.そして,そういう研究開発を数多く生み出していきたいと思っています.
― 特に,どの分野に力を入れていくことになりますか?
古川 どの分野も均等に研究開発を進めていくつもりです。人に関しても,資金に関しても同様に均等に割り振りたいと思っています.そして,社員に対しても,この3つの分野のどれにも同じように参加するようにローテーションを考えるつもりです。当初、社員は25名からスタートするのですが,年内には40名にまで増員する予定で,このうち,12,3人をこのセンターに配置する計画です.
― ユーザー・サポートに関して,以前と変わるところはありますか。
古川 それはありません.アスキーで管理していたユーザーリストは、そっくり引き継いでいます.またアプリケーション関係の移管は6月末となっていますので,その間は従来どおりアスキーがサポートすることになりますが,商品に区別はなく,今売られているものも、7月以降に売られるものも同じものです.そしてマイクロソフト(株)では,これまでのユーザーに関しても,これからのユーザーに関しても全く同じようにサポートしていきます.
 最後に,余談ではあるが,古川氏は本誌とも深い関係を持つ人物であることを紹介しておく。創刊当初はアメリカ駐在員を務め海外通信を担当,1979年5月号から10月号までの6ヵ月間は副編集長を務めていた.
35年前MicrosoftとASCIIの蜜月関係はこうして終わったわけで一つの時代が終わったなぁという感想だった。
これから先しばらく一太郎とLotus 1-2-3が市場を支配していたので、この当時OSとコンパイラしかないMicrosoftの伸びしろは少ないと思っていた。MS-DOSの時代まだ Word も Excel も見なかった。
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パソコン広告(月刊ASCII 1986年6月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

もう一度読み返し、スクラップする。
ASCII1986(06)表裏_W520.jpg
(表紙表裏)

6月号の広告から、まず表紙見返し。
ASCII1986(06)見開_W520.jpg
左頁がほぼ前号の使いまわし。右頁を変えている。

ASCII1986(06)a01PC-8800_W520.jpg
PC-8801シリーズは前号の使いまわし。

ASCII1986(06)a02MZ-2500_W520.jpg
MZ-2500も前号の使いまわし。

ASCII1986(06)a03X1turboII_W520.jpg
X1turboIIも前号の使いまわし。この号は前号の使いまわしが多かった。

ASCII1986(06)a04JX_W520.jpg
日本IBMのJXも前号の使いまわし。

ASCII1986(06)a05FM77AV_W520.jpg
富士通のFM77AV。

ASCII1986(06)a06FM16β_W520.jpg
FM16βも前号の使いまわし。

ASCII1986(06)a07MBC-5800_W520.jpg
サンヨーもビジネス向けのパソコンを発売していた。
ドライブ構成の違いで3機種発売していた。
MBC-5800S 335,000円 (1MBのFDD1基)
MBC-5800W 378,000円 (1MBのFDD2基)
MBC-5800H 635,000円 (1MBのFDD+10MBのHDD)

ASCII1986(06)a08新一太郎_W520.jpg
当時はほとんど標準的ワープロと言ってもよかった新一太郎。

ASCII1986(06)a50裏表紙裏FUJI_W260.jpg
ASCII1986(06)a50裏表紙裏FUJIサバティーニ_W520.jpg
裏表紙の裏はFUJI FILM のフロッピーディスクで前号の使いまわし。テニスプレーヤーのサバティーニを起用していた。

最後はログイン
ASCII1986(06)a90ログイン通信_W520.jpg
ASCII1986(06)a90べーしっ君_W320.jpg

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新世代への鍵 砂原 秀樹(月刊ASCII 1986年5月号7)連載 [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

砂原 秀樹氏の連載をスクラップする。
ASCII1986(05)f01砂原秀樹_W520.jpg

ASCII1986(05)f01砂原秀樹_1_フォン・ノイマン隘路_W355.jpg
レジスタの効用だけどこの例
「s=a+b+c+d+e」
の場合はアキュムレータだね。
LD A,a
ADD b
ADD c
ADD d
ADD e
LD s,A
となるか。オーバーフローしないという前提で。

ASCII1986(05)f02砂原秀樹_2_容量との格闘_W352.jpg
ASCII1986(05)f02砂原秀樹_図3_W337.jpg
電算室で磁気ドラムを見たことがある。据え置きのバカでかい装置だった。

ASCII1986(05)f02砂原秀樹_3_容量との格闘_W341.jpg
ASCII1986(05)f02砂原秀樹_写真_W520.jpg
コアメモリ懐かしい。パソコンが登場する前は、メモリはコアメモリのことだった。

ASCII1986(05)f03砂原秀樹_4_記憶の影_W339.jpg
ASCII1986(05)f03砂原秀樹_5_ノイマンの呪縛_W339.jpg
ASCII1986(05)f03砂原秀樹_図4_W520.jpg
仮想記憶はパソコンではまだまだだった。HDDを使っているユーザが少なかったということとHDDでも遅いのでバンク切り替えとかEMSメモリじゃなければ使ってられなかった。

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髙橋 義造氏のリレーエッセイで面白い記事があったのでスクラップしておく。
要はバグ付きのプログラムを作って、デバックという無駄な作業をして給料をもらうなということ。これ(バグを作る)は性格が関係すると思う。面倒だけどコーディング前の作業が大事だ。
ASCII1986(05)f11プログラムテスト_W339.jpg

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