DOSその2(月刊ASCII1984年8月号5)特集 [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
OS-9の紹介記事。一部ユーザを熱くしたのだが、大多数の一般ユーザはPC-9801使いであり存在自体知らない一般ユーザが多かった。だいたいOSすら知らない、意識しないで使っていた。
以下、図をスクラップして雰囲気を味わう。
リスト3は誤植でリスト1が正しい。
「OS-9の特徴と今後の展開」の部分を引用する。
天下をとったMS-DOS。図と表をスクラップして味わう。
バッチ処理コマンドだが、MS-DOS2.0はこんなに少なかったんだと再認識した。
表5は誤植。表3が正しい。36年前5インチDiskの種類が多かった。1D, 2D, 2DD、この後2HDで収まった。2HDが高くて2DDのDiskを2HDでフォーマットした例もあった。データを保存するのは怖かったが、起動ディスクをバックアップとして2HDでコピーして使った例があった。
日本語処理に必須のMS漢字コード(SHIFT JIS)。長持ちしたもんだ。感心する。
CP/M86だが、これこそ影が薄いOSだった。
図表をスクラップしておく。
今回は、ここで終了。次にまとめ的な記事をスクラップしてDOSの特集を終了する。
以下、図をスクラップして雰囲気を味わう。
リスト3は誤植でリスト1が正しい。
「OS-9の特徴と今後の展開」の部分を引用する。
OS-9の特徴と今後の展開6809使いにとっては魅力的なOSだった。ユーザへの対応も考えていた。しかし、一部の熱心なユーザにしか広まらず残念なOSとなった。PC-9801が圧倒的シェアを占めた状態では他が何をしてもユーザを広げることはできなかった。
(株)星光電子 浅井博
●OS-9の特徴
現在,OS-9には、OS-9/6809レベル1,レベル2,/68000レベル1の3種類があります.OS-9/68000については、評価コピーが入手でき,今年中には,完成バージョンが供給されるでしょう.
8ビット,16ビット用標準DOSとしてCP/M,CP/M-86がありますが,OS-9はCP/Mと根本的に違います。むしろUNIXと比較して,その特徴を説明した方がよいと思います.
OS-9は,UNIX流の処理環境を極めて低価格なシステム構成で実現しました。これは,特筆すべき特徴です。どんなにすぐれたシステムであっても,一部の研究者,技術者用のものであっては技術の大きな流れを作り出せないからです.OS-9は、より多くの人々に平等の機会を与えたのです.ミニコン以上のシステムではあたりまえなマルチタスク,20MBの大容量ハードディスクを何台もコントロールでき,UNIXのほとんどの機能を8ビットCPUで実現したのはOS-9が初めてではないでしょうか。
こういう風に説明していると,OS-9は,UNIXの単なる焼き直しかと思われるでしょうが,実際は,そうではありません.OS-9は,UNIXを手本として8ビットCPU6809用に開発されましたが,中枢部であるカーネル,I/Oマネージャなどはアセンブラで記述され,UNIXのカーネルが約90KBあるのに対して,OS-9では7KB程度です.また,新しい概念であるモジュール構造の採用によって小さなメモリ空間でも強力な実行能力を与えたのです.モジュール構造とは,プログラムの部品化です。同じ機能のモジュールならメモリ中に、ただ1つ存在すればよいのです.それを,共通利用すればよいのです。何と省資源ではありませんか。まだまだ多くの特徴がありますが,今回はそれを列記するだけにします.
○リアルタイム機能
○ROM化可能
○UNIXと高級言語レベルでほぼコンパチブル
●OS-9の今後の動向
①8ビットCPUを使った組み込みボードから32ビットCPUまでのラインアップ
OS-9は,ROM化可能,リアルタイム機能によってディスクの付かない制御用組み込みシステムにも使えます.また,1984年中にはリリース予定のOS-9/68000レベル3では,仮想メモリシステムを実現し,UNIX以上の広い範囲のシステムを供給できます。
②目的別の応用ソフトを充実させる.
OS-9を標準の位置に定着させるためには,プログラミング言語のサポートが大切です。現在BASIC,Pascal,C,COBOLが使え、今年中には,FORTRAN77がリリースされる予定です.
●OS-9ユーザ会の結成
非商業ベースのOS-9ユーザ会の結成を計画しています.これによって,UNIXのように技術情報,ツールの流通を促進しようと考えています.
●他のCPUにOS-9を移植する
8086にOS-9を移植する計画があります.OS-9の思想をより多くのハードウェアシステムで利用できるようにと考えています。8ビットCPUでは現在のところZ80や6502にOS-9を移植する可能性はありません.メモリ・マネジメント機能が貧弱であることが主な理由です.
天下をとったMS-DOS。図と表をスクラップして味わう。
バッチ処理コマンドだが、MS-DOS2.0はこんなに少なかったんだと再認識した。
表5は誤植。表3が正しい。36年前5インチDiskの種類が多かった。1D, 2D, 2DD、この後2HDで収まった。2HDが高くて2DDのDiskを2HDでフォーマットした例もあった。データを保存するのは怖かったが、起動ディスクをバックアップとして2HDでコピーして使った例があった。
日本語処理に必須のMS漢字コード(SHIFT JIS)。長持ちしたもんだ。感心する。
CP/M86だが、これこそ影が薄いOSだった。
図表をスクラップしておく。
今回は、ここで終了。次にまとめ的な記事をスクラップしてDOSの特集を終了する。