パソコン雑誌を捨てる(月刊 ASCII 1983年7月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
資源ごみに出す前に、読み返してみる。
(表紙表裏)
7月号の広告から
各月追いかけていっているFMシリーズのタモリ。今月号も2回登場。
三菱もパソコンを発売していた。家電感覚でパソコンを作っていた。これも持っていた知人を知らない。
maxellのクリエイター起用CMシリーズ。今月は、古谷三敏氏。
カシオ計算機株式会社のFP1000シリーズにFP-200というハンドヘルドコンピュータが新発売された。パソコンとハンドヘルドを同時に出すのが流行りだった。
アスキーがえこひいきしていたと私が勝手に邪推しているソニーのSMC-70です。毎月のようにキャッチコピーを変えている。
1月号のキャッチコピーは「ついにソニー。なるほどソニー。」
2月号のキャッチコピーは「見つめれば見つめるほど、ソニーのグラフィック。」
3月号、4月号のキャッチコピーは「スペシャリストほど、違いがわかる。超小型CP/Mマシーン。」
5月号のキャッチコピーは、「ソニーは知的だ。超高速CP/Mコンピュータ。」
6月号のキャッチコピーは、「データ処理と思ったら。奴、ワープロにも使ってる。」
7月号のキャッチコピーは、「美しい能力だ。ソニーのグラフィックス。」
パナファコム株式会社だ。独自の16ビットCPU(MN1613)を搭載している異色のパソコンだった。「カラー、日本語付きで980,000円」は高い。パソコンというよりオフコンか?
ソードのパソコンは68000を搭載した。そのためソフトが少ないせいだろうが、Z-80Aも乗せてCP/M用のソフトも使えるようにした中途半端なというか、腰が引けたパソコン。お値段は、798,000円より。
三洋電機特機株式会社製パソコン。これも、16ビットCPUと8ビットCPUを乗せている。MS-DOSのアプリが広まるのはまだ先だった。三洋電機は今はパナソニックの機能子会社。36年前は誰も予想できなかったに違いない。
出たー。この親子。親が親なら子も子だ。この広告が1983年、子が傷害事件でタクシー運転手を脳挫傷に至らしめたのは1988年。僅か5年後のこと。36年後の後出しジャンケンで言えば、こんな親子をイメージキャラクターに使っているようなセンスだから東芝は凋落するんだ。
だいたい、当時から○○なこの親子をどうしてパソコンのイメージキャラクターに起用するかな。○○でも使えるパソコンですとでも言いたいのか。PASOPIAはこの親子と同レベルの○○なパソコンとなるのではないか。
予言者、占い師なら、この親子を起用したことが凋落の原因だと言いそうだ。
理屈と膏薬はどこにでも付くという諺がある。屁理屈になるけれど、この親子をパソコンのイメージキャラクタとして良しと判断するような知性、品性、感覚の社員が40代なら20年後の2003年には60代で役員か、30代なら50代で管理職か、20代なら40代で幹部社員か、そんな感覚の人間が仕事しているような会社だから今の東芝があるんだろう。36年後の後出しジャンケンは過激になる。
さてPASOPIA。知人にPASOPIA(7では無い)を持っている人がいてBASICを教えて欲しいと頼まれたことがある。そもそも親が買ったのだがソフトが無くPC-8801に買い替えた。そのときPASOPIAを下取りに出そう(当時は旧型機を下取りに出して新型機を買うことが多かった)としたのだが、売れないと言われ引き取ってもらえなかったそうだ。で、親からお前が使えと押し付けられたのがPASOPIA。BASICで作りたいソフトがあるわけでもなく、単にBASICを学びたいと言われても困るんだけどね。
(表紙表裏)
【月刊 ASCII 1983.7 広告】
7月号の広告から
各月追いかけていっているFMシリーズのタモリ。今月号も2回登場。
三菱もパソコンを発売していた。家電感覚でパソコンを作っていた。これも持っていた知人を知らない。
maxellのクリエイター起用CMシリーズ。今月は、古谷三敏氏。
カシオ計算機株式会社のFP1000シリーズにFP-200というハンドヘルドコンピュータが新発売された。パソコンとハンドヘルドを同時に出すのが流行りだった。
アスキーがえこひいきしていたと私が勝手に邪推しているソニーのSMC-70です。毎月のようにキャッチコピーを変えている。
1月号のキャッチコピーは「ついにソニー。なるほどソニー。」
2月号のキャッチコピーは「見つめれば見つめるほど、ソニーのグラフィック。」
3月号、4月号のキャッチコピーは「スペシャリストほど、違いがわかる。超小型CP/Mマシーン。」
5月号のキャッチコピーは、「ソニーは知的だ。超高速CP/Mコンピュータ。」
6月号のキャッチコピーは、「データ処理と思ったら。奴、ワープロにも使ってる。」
7月号のキャッチコピーは、「美しい能力だ。ソニーのグラフィックス。」
パナファコム株式会社だ。独自の16ビットCPU(MN1613)を搭載している異色のパソコンだった。「カラー、日本語付きで980,000円」は高い。パソコンというよりオフコンか?
ソードのパソコンは68000を搭載した。そのためソフトが少ないせいだろうが、Z-80Aも乗せてCP/M用のソフトも使えるようにした中途半端なというか、腰が引けたパソコン。お値段は、798,000円より。
三洋電機特機株式会社製パソコン。これも、16ビットCPUと8ビットCPUを乗せている。MS-DOSのアプリが広まるのはまだ先だった。三洋電機は今はパナソニックの機能子会社。36年前は誰も予想できなかったに違いない。
出たー。この親子。親が親なら子も子だ。この広告が1983年、子が傷害事件でタクシー運転手を脳挫傷に至らしめたのは1988年。僅か5年後のこと。36年後の後出しジャンケンで言えば、こんな親子をイメージキャラクターに使っているようなセンスだから東芝は凋落するんだ。
だいたい、当時から○○なこの親子をどうしてパソコンのイメージキャラクターに起用するかな。○○でも使えるパソコンですとでも言いたいのか。PASOPIAはこの親子と同レベルの○○なパソコンとなるのではないか。
予言者、占い師なら、この親子を起用したことが凋落の原因だと言いそうだ。
理屈と膏薬はどこにでも付くという諺がある。屁理屈になるけれど、この親子をパソコンのイメージキャラクタとして良しと判断するような知性、品性、感覚の社員が40代なら20年後の2003年には60代で役員か、30代なら50代で管理職か、20代なら40代で幹部社員か、そんな感覚の人間が仕事しているような会社だから今の東芝があるんだろう。36年後の後出しジャンケンは過激になる。
さてPASOPIA。知人にPASOPIA(7では無い)を持っている人がいてBASICを教えて欲しいと頼まれたことがある。そもそも親が買ったのだがソフトが無くPC-8801に買い替えた。そのときPASOPIAを下取りに出そう(当時は旧型機を下取りに出して新型機を買うことが多かった)としたのだが、売れないと言われ引き取ってもらえなかったそうだ。で、親からお前が使えと押し付けられたのがPASOPIA。BASICで作りたいソフトがあるわけでもなく、単にBASICを学びたいと言われても困るんだけどね。
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