SSブログ

パソコン雑誌を捨てる(月刊 ASCII 1983年6月号1) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

資源ごみに出す前に、読み返してみる。
ASCII1983(06)表紙表裏w520.png
(表紙表裏)

【月刊 ASCII 1983.6 広告】


6月号の広告から

ASCII1983(06)a01X1w520.png
私は、PC-9801(無印)を買わずにX1(シルバー)を買った。この号はデジタルテロッパー CZ-8DT 89,800円 の広告。シャープのTV事業部が開発しただけあってこういった方向へ展開したのだったが、私は全く興味なかった。

ASCII1983(06)a02L3MARK5_1w520.png
ASCII1983(06)a03L3MARK5_2w520.png
日立のベーシックマスターMARK5の広告。レベル5じゃなく、レベル3のMARK5だ。118,000円のスペックはCPUに6809を使って、「プログラミング重視のCPU6809搭載。」と書いてある。16ページを瞬時に切り替えられるイメージジェネレータといいRAM64Kバイト標準実装。最大128Kバイトまで拡張可能。とスペックはいい。さらには、拡張性も抜群だった。よく考えると当時はパソコンの進歩が激しく、同じ機体を長く使うという人は少なく、旧型機を下取りにだして、新型機に買い替える顧客が多かったと思う。
当時全く記憶に残らなかった機体だった。持っている知人はいなかった。スペックはいいけど売れてない、営業は難しいものだ。

ASCII1983(06)a04HC-20w520.png
ASCII1983(06)a04HC-20乗換案内左頁w520.png
今は、駅探とか乗換案内とかスマホで使えるが、昔は自分でハンドヘルドコンピュータにデータを入力し、プログラミングしなければならなかった。でも、それが楽しい。パソコンホビーストとはそういうものだ。以下広告から引用する。
ハンドヘルドコンピュータって、すごく興味あった んですよ。だから、これも去年の7月に出た時、すぐ 買っちゃった。どこへでも持っていけるなんてすごく 楽しいじゃない。ボクの専門は、はやりの言葉で いうとメカトロニクス関係なんだけど、仕事にもけっ こう使えそうだしね。ゲームには興味ないの。もっと 実利的に使う方が、コンピュータは面白いと思うよ。 それで、これがどの位のことできるのか、試そうと思 って作ったのが、メトロマップなわけ。
でも、あんまり端的な答が出るだけのプログラムは つまんないから、中でね、コンピュータが見つけた 答をもう一度計算させて、それからアウトプットする っていうプログラムを組んでみたんだけど、意外と できるんて驚いたよ。

アイデア考える時、便利だね。

ROMに、地下鉄の駅名を全部入れてあるわけ。それ で、たとえば、上野から早稲田に行くとするでしょ。 その時、どういう行き方すれば一番の数が少なくて すむかっていうのを出す。ボクは駅の数でやったん だけど、時間とか距離とか値段なんかでやってもいい。 と思うよ。上野と早稲田の場合は二通りあるのね、 行き方が、日比谷線で茅場町行って東西線に乗り かえて早稲田っていう方法と、銀座線で日本橋まで い行って東西線に乗りかえて早稲田っていうのと。最初 のだと12駅で後のだと11駅という形でアウトプット されるわけ。大手町みたいに乗入れ線がたくさんある ところを通る時は、行き方を全部探すんだよ。
とにかく、地下鉄を使っての全ての行き方が出てくる。 仕事では大型使ってるけど、新しいプログラムのアイ デアが浮んだ時、いきなりそっちに入れないでます これで試して、うまくいったら大型に入れるっていうのも よくやるよ、小回りがきくってかんじするじゃない。
エンジニア:橋本英一(東京)


ASCII1983(06)a05SMC-70w520.png
アスキーがえこひいきしていたと私が勝手に邪推しているソニーのSMC-70です。毎月のようにキャッチコピーを変えている。
1月号のキャッチコピーは「ついにソニー。なるほどソニー。」
2月号のキャッチコピーは「見つめれば見つめるほど、ソニーのグラフィック。」
3月号、4月号のキャッチコピーは「スペシャリストほど、違いがわかる。超小型CP/Mマシーン。」
5月号のキャッチコピーは、「ソニーは知的だ。超高速CP/Mコンピュータ。」
6月号のキャッチコピーは、「データ処理と思ったら。奴、ワープロにも使ってる。」

ASCII1983(06)a06maxellw520.png
maxellのクリエイター起用CMシリーズ。今月は、岩本久則(いわもと きゅうそく)氏。恥ずかしながら名前の読み今回ググって初めて知った。こういった知識、予期せぬタイミングで得るので油断はできない。ま、Wikiが正しいとしての限定知識だが。

ASCII1983(06)a07FMシリーズw520.png
FMシリーズのタモリは、各号追いかけていく。

ASCII1983(06)a07MBC-250w520.png
三洋電機特機株式会社のMBC-250。定価598,000円はおかしくないか?Z80A(4MHz)を2個搭載のCP/Mマシン。確かに8086(5MHz)は非力なCPUだからZ80を2個にしたのかと思ったけれど、多分違う。使えるソフトウエアが8086では少なかったのだろう。CP/Mなら沢山の事務用ソフトがある。顧客管理ソフトウエア(200,000円)、成績処理ソフトウエア(200,000円他)、生産管理ソフトウェア(300,000円他)、データ通信用ソフトウエア(50,000円)、総務・財務ソフトウェア(300,000円他)、販売管理ソフトウェア(500,000円他)これを活用するためなら頷ける。MS-DOS用ソフトはまだまだ少なったから(というより、日本語版のこういったソフトは、あったのか?)。

ASCII1983(06)a08IO-0700w520.png
シャープのカラーインクジェットプリンタ。知人が持っていた。ソフトがなく、印刷するのに苦労していた。もちろん、自分が具体的にイメージしたものを印刷したいと思ったときは、プログラムを作らねば印刷できなかった。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。