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パソコン雑誌を捨てる(月刊 ASCII 1982年 12月号) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]

資源ごみに出す前に、読み返してみる。

【月刊 ASCII 1982.12】


01ASCII1982(12)表裏見開w520.jpg
表紙、裏表紙
見返し

12月号も新機種の記事が多かった。一部をスクラップする(ここにアップする)。
02ASCII1982(12)FMタモリw520.jpg
富士通のキャラクタはタモリだった。機体よりタモリの方が気になる。今後FMシリーズの広告を追っていこう。

03ASCII1982(12)MZ-700w520.jpg
紹介記事(ASCII EXPRESS以下同)があり
MZ-700シリーズとしては,基本モデルとしてMZ-711, はじめ から外部記憶装置としてのデータレコーダを本体に内蔵させたMZ -721,721の機能のうえにカラープロッタプリンタを装備したMZ-731の3機種が用意されている. (中略) 価格は,MZ-711が79,800円,MZ-721が89,800円,MZ-731が128,000円で、月産合計20,000台を計画している.
月産合計20,000台というところに興味がひかれた。知人で持っている人が1人いたのだが、マイコン学習用というか、マイコンが話題になっているので取り敢えず安い機械を買ったというものだった。この値段が安いとは思わないが、昔は購買意欲がある人が多かった。

04ASCII1982(12)SMC-70w520.jpg
ASCIIはソニーのSMCを贔屓していたように思う。12月号の記事では、ハードウエアよりもソフトウェア(BASIC)の機能についての説明が多かった。グラフィックメモリをメインメモリ以外に置き、BCレジスタによるIOポート経由でアクセスすることによりプログラム用のメモリを圧迫しないという設計はシャープのX1が初かと思っていたが、実はこのSMCが実装していたのだった。

05ASCII1982(12)CZ-800(記事)w520.jpg
シャープのX1。この時点ではX1という名はなく、CZ-800という型番で紹介されていた。私は、これを買った。付属のモニタTVが綺麗でスーパーインポーズもでき、TV番組を見ながら、プログラムリストを表示するということができた。また、パソコン本体を使わなくなってもTVとして寿命を全うした。MZとX1はシャープの中で違う部署が作り、X1は家電部門で開発したのでTVが本当に良くできており、パソコンモニタとして素晴らしかった。

06ASCII1982(12)PC-9801(記事)1w520.jpg
07ASCII1982(12)PC-9801(記事)2w520.jpg
16ビットパソコンの覇者となるPC-9801登場の記事。私は当時「8086だけは許せない」と知人と語り合っていたためこのときPC-9801は買わずX1を買った。8086については、ピン数の制約とかハードウエアについてのシバリがありやむを得なかったということを20年以上も経ってから理解できたのだが、当時は「8086憎し」だった。登場したPC-9801は漢字表示が高速で、グラフィックも高速だった。それを16ビッドの8086が高速だからと勘違いしていた人が多かった。違うのだ!PC-9801の8086(5MHz)は低性能と言われてもしょうがないCPUだった。だから、NECは高速化のためにテキストVRAMとテキスト用のGDCを用意し高速な漢字表示を実現し、もう1個のGDCを使って高速なグラフィックを実現した。当時、この事実をもって増々「8086くそったれ!8086憎し!」が強くなり、「8086だけは絶対使わない」と知人と誓い合った。加えて「くたばれBASIC」派だったのでこのときPC-9801を買う選択はなかった。
後に冷静に振り返るとアマチュアプログラマ(サンデープログラマ)として当時最も効率の良い開発環境はPC-9801のBASIC+マシン語だった。私は、X1でZ80のアセンブラからCP/M+Macro80でZ80を使い8086より速いプログラムを作ることで満足感を得ていた。

08ASCII1982(12)Z80の8MHz版w520.jpg
8MHzのZ80(Z80H)使ってみたかった。

こうしてスクラップ記事にしたことで 1982年12月号の ASCII を資源ごみに出せる。

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