パソコン雑誌を捨てる(月刊 ASCII 1982年 下半期2) [月刊アスキー廃棄(スクラップ)]
1982年10月号~11月号の表紙は
1982.10 [コンピュータはこの世界を造り、支える生命維持装置]
1982.11 [エレクトロニクスは文化を支え、育成する「水」となれるでしょうか]
裏表紙は
1982.10 [富士通 MICRO8]
1982.11 [沖 if800]
表紙見開き広告
1982.10 [NEC]
1982.11 [Apple]
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
資源ごみに出す前に、読み返してみる。
ビデオカメラの新製品が登場していた。一部をスクラップする(ここにアップする)。
当時、生きている間にビデオカメラが手帳サイズまで小さくなり子供たちが利用すると予言した記事は目にできなかった。おまけに、電話もできて、パソコンにもなって、ビデオディスにもなる、それらすべてが統合され子供たちが使いまくるなんて当時の自分に言ったとしても信用されなかったに違いない。
レーザーディスクが安くなった。既存のLD-1000が228,000円、新発売のLD-600が149,800円。今は、それ以上の動画が手帳サイズの製品で見ることができるが、当時は思いもよらなかった。現在新規発明は無かったが、小さくなること体積重量が減るという量的変化が、限度を超えると質的変化となる。ここまで小さくならなくても良かった。映画を見る音楽を聴くという行為に至るまでの手順・面倒が気持ちを高ぶらせてより大きな感動をもたらす。今は便利になりすぎて、当たり前になりすぎて、空気のようで感動がない。感動には非日常が必要だ。いつも吸っている空気ではなく、感動を味わうには高原、森林等にまで出かけるという手間が必要。当時は、ライブに行けずとも面倒な手順を踏んで感動を味わうことができたが、今は簡単にライブに行けるので普段は空気のようなバーチャル体験で満足できるのだろう。
新製品ラッシュだった。まるでパソコン界のカンブリア爆発。ということは、進化の過程で絶滅した種が沢山あるということ。まずは、広告から見ていく。
11月号p76の ASCII EXPRESS に紹介記事があった。
やっぱりシャープならこっちでしょう。「目の付けどころがシャープでしょ。」は1990年からのスローガンだが、1982年末には既にその片鱗を見せている。
同じホームコンピュータという言葉を使ってもYAMAHAのYISとナショナルではこうも違うということ。この機種、知人等で使っている人を見たことも聞いたこともない機種。マイコンマニアは当時既にマイコンを持っていたので今更これを買う人がいなかったし、ナイコンの人達はこれには魅力を感じなっただろう。購入層は、マイコン好きではなく事前の知識を持ち合わせていないにも関わらず、耳にしたことのあるマイコン・パソコンという言葉につられ天下のナショナルだからと家電感覚で買ったのではないかと想像する。
このマシンは購入を検討したマシンの一つだった。魅力はなんといっても電卓メーカーのカシオならではのBCD(10進演算)だった。浮動小数点演算とかの2進数による演算は桁落ち誤差が生ずるので誤差が許されない計算ではBCDが必須。対応していない処理系では自作ルーチンを作り対応していたが、FP-1100ならそれが必要ない。結局は、そこまでの精度はなくてもいいかということで購入しなかった。
NECのハンドヘルドコンピュータの紹介記事だが、ここで興味を持ったのは
CDプレーヤが発売された。
以下各機の紹介記事
当然だが、価格はとっても高かった。
SONY 168,000円
日立 189,000円
松下 198,000円
日本マランツ 未定
パイオニア 198,000円
オンキョー 250,00円
東芝 225,000円
三菱 248,000円
三洋 189,000円
昔は高くても買った。若い時の購買意欲は凄まじい。
新製品ラッシュでボリュームが多くなったのでここで今回は終了。
こうしてスクラップ記事にしたことで 1982年10月号、11月号の ASCII を資源ごみに出せる。
1982.10 [コンピュータはこの世界を造り、支える生命維持装置]
1982.11 [エレクトロニクスは文化を支え、育成する「水」となれるでしょうか]
裏表紙は
1982.10 [富士通 MICRO8]
1982.11 [沖 if800]
表紙見開き広告
1982.10 [NEC]
1982.11 [Apple]
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
資源ごみに出す前に、読み返してみる。
【月刊 ASCII 1982.10】
ビデオカメラの新製品が登場していた。一部をスクラップする(ここにアップする)。
当時、生きている間にビデオカメラが手帳サイズまで小さくなり子供たちが利用すると予言した記事は目にできなかった。おまけに、電話もできて、パソコンにもなって、ビデオディスにもなる、それらすべてが統合され子供たちが使いまくるなんて当時の自分に言ったとしても信用されなかったに違いない。
レーザーディスクが安くなった。既存のLD-1000が228,000円、新発売のLD-600が149,800円。今は、それ以上の動画が手帳サイズの製品で見ることができるが、当時は思いもよらなかった。現在新規発明は無かったが、小さくなること体積重量が減るという量的変化が、限度を超えると質的変化となる。ここまで小さくならなくても良かった。映画を見る音楽を聴くという行為に至るまでの手順・面倒が気持ちを高ぶらせてより大きな感動をもたらす。今は便利になりすぎて、当たり前になりすぎて、空気のようで感動がない。感動には非日常が必要だ。いつも吸っている空気ではなく、感動を味わうには高原、森林等にまで出かけるという手間が必要。当時は、ライブに行けずとも面倒な手順を踏んで感動を味わうことができたが、今は簡単にライブに行けるので普段は空気のようなバーチャル体験で満足できるのだろう。
【月刊 ASCII 1982.11】
新製品ラッシュだった。まるでパソコン界のカンブリア爆発。ということは、進化の過程で絶滅した種が沢山あるということ。まずは、広告から見ていく。
11月号p76の ASCII EXPRESS に紹介記事があった。
シャープから,MZシリーズの上位機種 MZ-3500が発売される.このMZ-3500はZ-80A(4MHz)が2個使われたデュアルCPU システムとなっており,プログラムの実行とRS-232C・CRTコ ントロール等のI/O関係をそれぞれ受持っている.また,従来のM Zシリーズのように本体にCRTディスプレイ等を一体化せず,キ ーボード・CRT ディスプレイを分離したセパレートタイプ.本体には薄型のミニ・フロッピードライブ (320 K byte/drive 両面倍密) が1台(MZ-3531),または2台(MZ-3541) 実装されている. その他の特徴としては,プログラム用RAMを128Kbyte実装(256 Kbyteまで拡張可能),オプションの追加により640×400 ドットのカラーグラフィック・漢字表示が可能,スタンダードフロッピードライブを4台まで接続できる,プリンタ・ミニディスクドライブ・ RS-232C・ライトペン等のインターフェイスを内蔵,拡張ユニッ トを内部に実装でき拡張カードを4枚まで収納可能,等があげられる. 以上のようにMZ-3500はハードウェアが従来のMZシリーズから一新されており,カセットインターフェイスを持たないなど特にビジネスユーザー向けに開発されたものと思われる. 尚,価格はMZ-3531が320,000円,MZ-3541が410,000円で, キーボード, グラフィックスボード,専用高解像ディスプレイはオ プションとなっている.どうしてこっちの方に分岐するかなぁ。マルチCPU(Z80を2個)でFDD2基内蔵410,000円。これをスキップして16ビット機を出すべきだったと思う。まあ弁護するとしたら、NECがこの後発売するPC-9801は8086(5MHz)でZ80(4MHz)と比べ劇的に速くなったとは言えないし、8086のBASICで書かれたアプリケーションプログラムよりZ80のマシン語で書いたプログラムの方が速かったし、森田オセロで有名な森田さんは8086のCでコンパイルしたプログラムより速いプログラムをZ80のアセンブラで書けるとどこかの雑誌に書いていた。モリタンのZ80の高速化の技には大変お世話になった。
やっぱりシャープならこっちでしょう。「目の付けどころがシャープでしょ。」は1990年からのスローガンだが、1982年末には既にその片鱗を見せている。
同じホームコンピュータという言葉を使ってもYAMAHAのYISとナショナルではこうも違うということ。この機種、知人等で使っている人を見たことも聞いたこともない機種。マイコンマニアは当時既にマイコンを持っていたので今更これを買う人がいなかったし、ナイコンの人達はこれには魅力を感じなっただろう。購入層は、マイコン好きではなく事前の知識を持ち合わせていないにも関わらず、耳にしたことのあるマイコン・パソコンという言葉につられ天下のナショナルだからと家電感覚で買ったのではないかと想像する。
このマシンは購入を検討したマシンの一つだった。魅力はなんといっても電卓メーカーのカシオならではのBCD(10進演算)だった。浮動小数点演算とかの2進数による演算は桁落ち誤差が生ずるので誤差が許されない計算ではBCDが必須。対応していない処理系では自作ルーチンを作り対応していたが、FP-1100ならそれが必要ない。結局は、そこまでの精度はなくてもいいかということで購入しなかった。
NECのハンドヘルドコンピュータの紹介記事だが、ここで興味を持ったのは
PC-2001は本体基本価格59,800円で, 11月より発売される予定,今後一年間の売上げは5万台と見込まれている. 余談になるが,NECのパーソナルコンピュータのネーミングは、PC-8800, 8000, 6000, 2000と飛び飛びに続いている.これらの間を埋める,あるいは上下に延長するシステムのスペックはどうなのであろうか.売り上げ目標が知れたことと、PC-9800シリーズの情報はこのときあったのだろうかということ。PC-9801が出たときは、後継機種の番号がなくなるだろう。当時は、PC-10000と5桁の数字にでもするのだろうかと思った。
CDプレーヤが発売された。
以下各機の紹介記事
当然だが、価格はとっても高かった。
SONY 168,000円
日立 189,000円
松下 198,000円
日本マランツ 未定
パイオニア 198,000円
オンキョー 250,00円
東芝 225,000円
三菱 248,000円
三洋 189,000円
昔は高くても買った。若い時の購買意欲は凄まじい。
新製品ラッシュでボリュームが多くなったのでここで今回は終了。
こうしてスクラップ記事にしたことで 1982年10月号、11月号の ASCII を資源ごみに出せる。
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