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書籍を捨てる(雑学、雑談風の本) [書籍類廃棄]

購入した本はなかなか捨てられない。
そこで捨てる本をこうして引導を渡すつもりでデジタルデータで残し、ブログにアップすることが本を資源ごみに出すきっかけとなっている。
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Bill Landreth:ネットワーク犯罪入門,アスキー出版局(1985)[1,800円]
1985年はまだPC-VANもNIFTY-Serveもなかった時代ですが、アスキーはセキュリティに警鐘を鳴らしていました。社会的にはセキュリティに鈍感なのでその後、サーバーから情報がダダ漏れ状態です。サーバーに置くデータは漏れてもいい、又は、漏れても対抗策をとれるものに限った方がいいと思います。

川村清:プログラミング言語の世界,秀和システムトレーディング(1985)[980円]
著者はVHDインタプリタを開発した人です。VHDはレーザーディスクの競業相手でしたが、負けてしまいました。
この本で未だに真偽不明というか納得いかない部分があって宙ぶらりんな状態です。
ちょっと長くなりますが引用します。
pp.33-35
 NECの「SX」というマシン。これは世界最高速のスーパーコンピュータである。SXの最大性能は1.3GFLOPSである。これは1秒間に13億回もの浮動小数点演算命令を遂行できる意味を持つ。なんと1,300,000,000回もである。
 スーパーコンピュータでは米クレイリサーチ社が有名だが、我国でも、SXに追従するマシンとして、日立のS-810や、富士通のVP-200などをあげることができる。
 ところで、これらのスーパーコンピュータは、一般にベクトルレジスタと呼ばれるものを内蔵している。このベクトルレジスタは、一次元の配列に対して、ほとんど同時に演算を施すことを可能にする。数値計算の高速化の要とも言える機能である。大意には、一昔前アレイプロセッサやパイプラインプロセッサと呼ばれていたものを、内部に包含したものと考えれば良い。
 しかしながら、このベクトルレジスタはFORTRANを通さなければ利用することができない。しかもFORTRANのDO文に限られている。DO文で繰り返すループの中で、配列変数が使われているときにかぎり、コンパイラがベクトルレジスタを使うのである。
 どのような手段を講じても、FORTRAN以外のプログラミング言語でベクトルレジスタを使うことはできない。たとえアセンブリ言語でも、たとえ機械語でも不可能である。ベクトルレジスタを活用し、スーパーコンピュータの真価を発揮できるのは、ただひとつFORTRANコンパイラだけである。
(引用終了)
納得できないのは、機械語でもベクトルレジスタを使えないと書いているところ。それはないだろうと思うし、パソコン通信の会議室でも機械語でも不可能なんて考えられないという意見のみ。けれども、スーパーコンピュータを使ったことのある人の話は聞いていないので真相は不明のままです。

市川芳邦,神麦人,正木重之:プロテクト戦争,秀和システムトレーディング(1986)[980円]
フロッピーディスクのプロテクトに関する本ですので今では全く役に立ちません。また、考え方が参考になるかといえばならないでしょう。

飯村伸一 監修:パソコンマニアは冬眠しよう,秀和システムトレーディング(1985)[980円]
とにかく悪口ばかりです。ま、8ビットマシンから始まったマイコン・パソコンのユーバーは他機種・自機種の悪口ばかり言ってましたから、この本の内容も普通といえるでしょう。でも悪口というのは嘘とは違うのです。本当のことを言ったら悪口になってしまいます。(極端な話顔の造作が見苦しい人に本音で「不細工」と言ったら、悪口になるのでせいぜい「個性的」というのが大人の対応です。)
ざっと読み返してみても
・BASICの悪口から始まってCは人からスタイルを強要される。
・8086は人間の使うチップではない。
・MS-DOSはそんなにdisってない。OS-9を誉めている。
・98の対抗機16βをdisってる。
でつまらない。当時どこがおもしろかったのだろうか、今となっては理解不能。

皆月じゅん 監修:パソコンマニアは海へ行こう,秀和システムトレーディング(1986)[980円]
98をネタに雑談をしたという本です。論評に値しない。

合計 5,720円

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